【特別公開】栗の渋皮煮を育児の傍らでちゃっかり美味しく作る方法|細切れ作業でもふっくら渋皮煮レシピ

レシピ

こんにちは。
芋、栗、かぼちゃとホクホク美味しいものたちに囲まれて、台所に立つのがますます楽しいhachiです。

 

今日は栗の渋皮煮のレシピをシェアします。
子どもがちょろちょろしていると、なかなか集中しての作業ってできませんよね。

 

わたしも去年は授乳に離乳食作りにとエネルギーを使っていてとても作る気にはなりませんでしたが。
今年はなんと出端の無農薬の栗が沢山手に入ったので♡
2年ぶりに作ってみることにしたのです。

ところがやっぱりなかなか作業は進まず、買ってきて6日間かけてようやく完成したのでした。

 

でも意外と?普通にふっくら美味しくできたので、途中気をつけたことなどを来年用の備忘録として、そして細切れに作りたい栗ラバーママさんのお役に立てたら嬉しい限りです!

 

それではせっかくなので栗の歴史から紐解いていきますね~。
お急ぎの方は目次から、レシピへ直行お願いします♡

 

1.世界中で食べられている栗

栗には世界に4大品種があります。

それは

日本栗、中国栗、西洋栗、アメリカ栗。

 

つまり和栗と、屋台でよく売られている天津甘栗、洋菓子屋さんで見かけるマロングラッセ、、、はそもそも品種が違うんですね。

それぞれ特徴に合わせた食文化になっているようですよ。

日本の和栗は渋皮が剥けにくいので、渋皮煮の文化ができたのだそうです。

一方中国栗は渋皮が剥けやすいので、、、そう!甘栗に最適という訳なのです。

 

2.栗はいつから食べられていた?

日本栗は日本で自生していたり、朝鮮半島などでも自生していたものもあるそうです。

そして日本の食歴はというと、なんと縄文時代の遺跡から見つかっているほど古来食べられているのですね。

脈々と食べ継がれているものは、日本人のカラダに合っていて薬効もあるもの。

旬の時期に見かけたら、ぜひありがたく積極的に頂きたいですね。

3.美味しい栗の栄養や効能

でんぷんや食物繊維が主な成分ですね。

他には、ビタミン(特に代謝に働くB1や、免疫力アップや美肌づくりに働くCが豊富)や亜鉛(味覚に関与)、カリウム(むくみ解消や血圧を下げる)など、意外と?いろいろな栄養素が詰まっています。

また渋皮は見るからにポリフェノールリッチですよね。
主にタンニンが含まれていて、抗酸化作用があり、がん予防や動脈硬化の予防、アンチエイジングに効果を発揮することで知られている成分です。

 

美味しく食べてカラダにもよし◎
ただでんぷんは白米と同程度くらいあるので、一気に食べ過ぎないようにはしましょうね!←自分に言い聞かせてます。

4.渋皮煮レシピ|作業が細切れでもふっくら美味しくなりました

それではさっそく、今年なんとかうまくいった渋皮煮のレシピをシェアします。
作業を途中で止めるときに気をつけるポイントもとっても簡単ですよ!

渋皮煮STEP1)鬼皮(一番外側の皮)だけを剥く

この作業が一番大事といっても過言ではないかもしれません!

正直自宅で楽しむ用であれば、少しくらい渋皮が剥けても問題ありません。

が!渋皮の剥ける程度によっては、アク抜きで煮ている間に渋皮がめくり上がったり荷崩れたりして、渋皮煮にならない子になってしまうのです(涙

なので、ここは慎重に。

栗の皮を剥く用のハサミがあれば、買ってきたそのままでお尻の方から一周剥くと、側面の皮は端に刃を差し込んでテコの原理で簡単に外すことができますよ。

 

包丁で剥く場合は、一晩水煮浸す。
もしくは中に火が通らない程度に熱湯で5分ほど茹でて鬼皮だけを柔らかくします。
そしお尻の方に包丁を入れて頭に向かってめくるように鬼皮だけを剥いでいきましょう。

 

※細切れ作用のポイント※
栗むきハサミでそのまま剥く場合は、剥いた栗を乾燥しないようにキッチンペーパーで包んで野菜の保存袋に入れ(なければビニール袋でOK)冷蔵庫で保存します。

水に浸しっぱなしはカビたりする危険があるので、あらかじめ少量ずつ時間差で水に浸す。
お湯で茹でる場合は、温かいうちに剥いてしまえるように5個づつくらい次が茹で上がるまでに剥ける量をちょこちょこ茹でるようにします。

面倒ですが、ここが何割渋皮煮にできるかの勝負の分かれ目なので!
がんばりましょう!!

渋皮煮STEP2)アク抜きする

渋皮煮のおいしさを決めるのは、この工程の丁寧さです。

ひたすら茹でて、煮こぼして、茹でて、煮こぼしてを繰り返します。

1回の茹で時間は10分程度。

なので、沸騰した鍋に栗を入れて10分茹で→ざるにあげ→10分茹で→ざるにあげ、、、の繰り返しですね。

最初に茹でたときはこのように煮汁がアクで黒っぽくなります。

繰り返していくとこのように透明の褐色になるので、これにてアク抜き完了です。

繰り返すことでアクは抜けていくので、何度も繰り返せるときは重曹なしでも大丈夫です。

わたしは今年は時間が限られていたので、最初の1回だけ小さじ1くらい重曹を入れて煮ました。
そのあと4回目で、煮汁が透明感のある褐色になったのでアク抜き終了となりましたよ。

 

※細切れ作業のポイント※
なるべく短時間で済ませるためと、栗が温度変化で割れるのを防ぐため、鍋を2つ用意して、茹でこぼしたあとすぐに次の鍋で茹でられる状況を作りましょう。

渋皮煮STEP3)皮のお掃除

 

写真はお掃除が終わった栗たちです。

渋皮煮の美しさ、舌触りを決めるのがこの工程ですね。
要領をつかむまでは時間がかかるかもしれません。

アク抜きの最後はざるにあげず、お湯を半分ほど捨てて水を加え、手で触れるくらいのぬるま湯にします。
これは急激な温度変化だと栗が割れてしまう可能性があるためです。

用意するのは爪楊枝or竹串と、ガーゼorキッチンペーパー。

こげ茶色のごつい筋は爪楊枝や竹串を差し込んで剥きます。
その他の産毛の部分は、繊維に垂直に爪楊枝や竹串を細かく動かして優しくこそげ取っていきます。

慣れてくると力加減がわかるのでスピードアップできますよ。

 

※細切れ作業のポイント※
作業を途中でやめるときは、栗を水に浸したままにします。
涼しければ室温に置いておいて大丈夫でした。
念のため腐らないよう半日に1回ほど水を変えて、ちょこちょこと隙間時間にお掃除しましょう。
お掃除終わった栗は、さらしやキッチンペーパーで包んで同じく室温に丸一日くらい置いていました。

渋皮煮STEP4)いよいよシロップ煮

栗の重量の40%~60%くらいの砂糖を用意します。
わたしは40%の砂糖(果糖+甜菜糖)で作りましたが十分甘く照りのある仕上がりになりましたよ。

しっかり甘めが好きな方は60%くらい入れてみてくださいね。

 

なるべく底の大きな鍋を用意します。
栗がなるべく重ならず1段におけるほうが均等にシロップが浸透して仕上がりがよりよくなりますよ。

栗を鍋に敷き詰めて、かぶるくらいの水をいれ、用意した砂糖の半量を入れて火をつけます。
砂糖を一気にいれると栗に甘みが入っていきずらいそうですよ!
なので2回に分けていれましょう。

お湯が沸いてきて砂糖が溶けたら残りの砂糖も入れます。
落し蓋をしてしばらくにて、シロップにとろみがついてきたら完成です。

火を消してそのまま鍋で冷まし、シロップをしっかり栗の中に浸透させましょう。

 

渋皮煮STEP5)完成と保存

完成した栗は、、、まず試食してみましょうね!

ふっくらしていて、皮までほろほろ甘くて、、、我ながら感動します♡よね♡♡

そして家族にも自慢げに振舞って♡

 

残りの保存ですが、タッパーなどで2週間ほど保存できます。
なるべくシロップに浸けた状態がよいですね。

時間が経ちすぎると、栗が硬くなってきます。

わたしはWECKに入れて真空保存して、お正月のおせちの栗きんとんに使ったことがありますが、そのときはそんなに出来立てとの違いは感じませんでしたよ。
長期保存したい場合は、真空保存がよいかもしれません!

 

まとめ

栗の渋皮煮をたっぷり楽しみたい!と思ったら、市販のものはお砂糖の量が気になるし、白砂糖かどうかも気になるし、、、

やっぱり家で作るのが一番!ということで、だいぶトーマスやいないいないばあのお世話になりながら;久しぶりに作ってみました。

 

作った感想は、手間はかかるし肩も凝るけどやっぱり美味しい♡
そして安心して心置きなく食べられる幸せ!

 

和栗の良さを生かして、余すことなく栄養を頂ける渋皮煮。
ぜひ一度挑戦してみてくださいね!

これであなたも栗ラバーの仲間入り♡

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

 

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