【体験談】夏越の大祓式|東京都世田谷区|1.7歳児と楽しむ自宅でのカンタン大祓も

お出かけレポ

こんにちは。hachiです。

今日はちょうど1年の半分、6月30日。
この時期に日本人が昔から行っていた習慣があります。

今日シェアしたいのは”夏越の祓(なごしのはらえ)”

実は日本人は古来、半年ごとに穢れ(けがれ)を祓い清める習慣があるのです。

夏越の祓ではこの半年間で溜まった穢れ(モヤモヤ、イライラ、体調不良、、、など)を祓い清めて、残りの半年も健やかに過ごせますようにと無病息災を祈るのですね。

例えば、何気なく本棚の上をサっと払ったり、冷蔵庫の下を拭いたとき、、、びっくりするほどホコリが溜まっていたりしますよね。
そう!実は半年って短いようで汚れや穢れが溜まるのに十分すぎる期間なんです。

今日は初めて神社の夏越の大祓式に参加してきましたので、その体験レポートと参列するまでの自宅での大祓をシェアします。
自宅での大祓は、普段の生活で穢れが溜まる前にリセットする方法色々のうちのひとつなので何かしら参考になったらうれしいです。

 

1.夏越の大祓って何?


6月の晦日に全国の神社で行われている(大祓式の日程は神社によります)、厄払いです。

実は1,000年以上も昔から行われてきた神事なんですよ。

わたしも今まで、年越しの祓と比べるとほぼ認識していなかったのですが、夏越の大祓会の最後にいただいた説法によると。

少し話は飛びますが、神社の夏の風物詩と言えば!

にぎやかな子供たちの声、おはやしの音、食欲をそそるソースの匂い、、、祇園祭、神社の境内でのお祭りが思い浮かびませんか?
あの神事は元々、疫病退散、無病息災を祈るためだったのだそうです。

夏越の祓は、お祭りをする前に半年間の穢れを祓い清めてきれいな状態にしましょうという厄払いなんですね。

そういえば昔は衛生環境が整っておらず、梅雨から夏にかけては疫病が流行りやすく多くの方が亡くなる季節だった、と歴史の授業で習った記憶がよみがえりました。

2.夏越の大祓|厄払いの仕方

夏越の祓の時期に、神社参拝するとどのような方法で厄払いを受けられるのでしょうか。

普段の神社での厄払いは、ご祈祷の受付をして初めて受けることができますが、夏越の祓は、特別にご祈祷をお願いしなくても神社に参拝するだけで、茅の輪くぐりという半年に一度の特別な厄払いを受けることができます。

1)茅の輪(ちのわ)ってみたことある?由来やくぐり方の作法

6月になると神社の、、参道などの境内に、茅(かや)で作られた大きな輪が置かれているのを見たことはありますか?
実際にくぐったことのある方もいらっしゃるかと思います。

茅の輪をくぐることで、この半年間で体や心に積もってしまったモヤモヤ、イライラ、体調不良、病気、、、などネガティブなもの、罪穢れを祓い清めることができると言われていますよね。

わたしも御朱印集めを楽しみにしていた数年前は、一時しのぎのような気がしながらも、見かけるたびにありがたくくぐらせていただいていました。

実は茅は古来、穢れを払ってくれる神聖なものと重宝されてきた植物で、しめ縄にも使われていたり、各地の神社で厄除けのお守りとして茅の輪が授与されることがあります。

なぜ茅が神聖なものとして扱われるようになったのでしょうか?
その由来のひとつ、とある神話を紹介しますね。

『昔、蘇民将来(そみんしょうらい)という貧しいけれど心優しい民がいました。

ある日のこと、路頭に迷っていた牛頭天王(こずてんのう。須佐之男命と同一とも言われている)が「一晩泊めてほしい」とやってきます。

実はこのとき、牛頭天王は貧しい旅人の姿をしていて、蘇民将来の家の近くに住む大金持ちの家では門前払いされたところでした。

蘇民将来は「わたしは貧しくて大したおもてなしはできません」といいながらも、困っている様子の旅人を快く家に招き入れたのです。

その数年後、再び現れた牛頭天王は、蘇民将来が家に泊めてくれたお礼として、子孫繫栄を約束してくれました。

そして諸々の災難や疫病から蘇民将来の一族を守るための目印として、「茅を身に着けるように」と言われその通りにしたところ、たとえ周囲で疫病が流行っても蘇民将来の一族はみな健康無事で、代々繁栄したのだそうです。』

 

この神話から、「蘇民将来子孫」などと書いたお札を玄関に厄除けのために飾る風習のある地域もあるそうですよ。

 

 

また、茅の輪のくぐり方には作法があります。
神社によって違いがあるので、その神社それぞれでくぐり方が書かれていることが多いので安心してくださいね!

 

ちなみに桜神宮では、8の字を描くようにまず左回り続いて右回りに、茅の輪をくぐり抜けて本殿へお参りするようになっていました。

2)形代(かたしろ)って知ってる?正しい書き方、使い方


これが形代です!
ご覧になられたことありますか?

形代はご覧の通り人型をした神具(紙)で、自分の体の悪いところを移し身代わりに祓い清めたり、お焚き上げしていただくことで自分自身が浄化されるのですって。

わたしは今回初めて形代を書いたので、書き方や使い方について調べてみました。

まず形代に、次の3つを書きます。
・氏名
・住所
・生年月日(数え年という神社もあり)

そして、その形代で体の悪い部分をさすります。
肩こりがひどければ肩、偏頭痛もちであれば頭、といった具合ですね。

わたしは首コリが激しいので、切実に早く治ってくれますようにと願いを込めて首をスリスリ、、、

そして、その形代で軽く全身を払います。
体に溜まったネガティブなものが、黒いモクモクになって形代に移ってすっきるするようなイメージでやってみました。

不浄なものが移った形代は他の人が触れることが無いように封筒にいれて、(ネガティブな気が移ってしまうと大変なので!)神社へ持参しましょうね。

 

3.体験レポート|夏越の大祓式

氏神様と言えるほど近所ではないのですが、たまたま散歩で通りかかったときに”縁結びのリボン”を書かせていただいたあと子宝を授かったご縁で、安産祈願を受けて早数年。

毎月1-2回ほど参拝させていただいている桜神宮(東京都世田谷区)で、初めての夏越の大祓式に参列させていただきました。

桜神宮の大祓式は、まず釜鳴神事(かまなりしんじ)が行われ、そのあと参列者も一緒に祝詞を奏上する大祓式が行われました。

さらに最後に宮司さんが八方清めをしてくださって!
とっても丁寧に禊祓いしていただけて心身ともに軽くなりました!

1)釜鳴り神事

釜が鳴る音を神様に捧げる神事だそうです。

帰って調べてみたら、元々は釜でお米を炊くときの音の強弱や長さで吉凶を占う神事なんですね。
いまではほとんど行われていない珍しい神事のようですよ。

わたしは見るのも聞くのも今回が初めてでしたが、確かに火にかけられた釜から蒸気がプシュー、モクモクと出る様子、そしてボイラーのような目の覚めるような音量の音が印象的でした。

使われる道具も特徴的で、藁で包まれた縦長の釜やセイロに歴史を感じましたし、祝詞を奏上される神職の方の姿が厳かで熱い雰囲気で圧倒されました。

 

室町時代の頃は、今の岡山県にある吉備津神社の釜鳴神事が有名だったようで、今でもこの特殊神事は続けられています。

そういえば、桜神宮の

2)大祓式

いよいよ始まった大祓式。

神職3名で祝詞が奏上されさらに厳かな雰囲気になりました。

流れを略して紹介すると、形代の清め祓い、神職の祝詞奏上に合わせて参列者も祝詞奏上、玉串拝礼、そして八方清めをしていただき、最後に祭主の説法をいただきました。

帰りには、自宅の玄関用の茅の輪、釜鳴神事で使われたお米をいただいて、おうちで家族みんなで大祓ができます。

 

今日外はあいにくの雨でしたが、祝詞奏上のとき時折本殿に強い風が抜けて、邪気を祓っていただいているような神様が近くにいらっしゃるような清々しい気持ちに!

本殿には40名くらいの参列者がいましたが(今年はコロナの影響で密にならないように完全予約制でした)、だんだん祝詞を唱える声も大きく音程もそろっていって高揚するような一体感を味わうこともできましたよ。

参列の後、6-7人くらいの方に「(クマ吉が)ずっとおとなしくして、おりこうさんだったわねぇ!」と声をかけていただいたり、頭を撫でていただいたりしたので、みなさんなんだか団結感というか、同じ場を共有したことで距離が近くなった感覚が(物理的には離れているので心のね!)あったのかなと思います。

 

 

また最後にいただいた説法で印象深かったのは、「コロナの影響で御朱印をもらいに来られる方はずいぶん減ったが、朝の参拝の方(近所の方)はほとんど減らなかった」というお話です。

日本でのコロナの感染拡大が、諸外国と比べると小規模で収まっている理由のひとつに、日本人の日頃の手洗いや入浴などの習慣が免疫力アップ繋がっているという説がありますよね。

説法を聞きながら、精神的にも日本人は日常から自然とすがるものをもっていて、さらに自分のこと、家族のこと、日本のこと、世界のことを祈る習慣によって守られているという面もあるのだなぁと思いました。

4.夏越の大祓限定御朱印|御朱印に込められたストーリー

桜神宮は、限定御朱印が多く、それも参拝させていただく楽しみのひとつなのですが、今年の桜の時期からの御朱印にはストーリーがあるそうです。

ストーリーの主人公は、桜にやってきたメジロ。


桜の時期(2月。桜神宮の桜は早咲きの河津桜なんです)は、きれいに咲いた桜を愛でるようにやってきたメジロ。

5月になると、コロナ禍の渦中となり、茅の輪の中でじっと耐えている様子です。


そしてようやく自粛ムードが明け自由度があがり、ついに茅の輪から飛び立っていくメジロ。

各自の節度ある行動に信頼が寄せられながら、希望をもって明るく生きていきましょうというメッセージが込められているそうですよ!

ちなみに右下に押印されているのが、釜鳴神事で使われる神具です。

心身の穢れを祓い清めていただき軽くなったところで、”希望をもって明るく生きていけますように、そして日本、世界のコロナ禍が早く収束しますように”という祈りの気持ちを常にもって日々生きていきたいと思います!

5.自宅での大祓

わたし個人的にも6月の1カ月間は、夏越の大祓でスッキリし2020年後半もエネルギッシュに活動するために、浄化月間に決めていました。

と言っても、クマ吉が起きている間は基本的にずっと一緒ですし、夜は夜で一緒に寝落ちすることも多くてなかなかたくさんのことはできませんでしたが;

でもその分、気軽に取り入れられることが浮き彫りになったかなと思います。

日頃から穢れを溜めずに祓っていく、スッキリするための手段のひとつとして、なにかしら参考になればうれしいです。

1)気づいたときのプチ掃除

まずは家族みんなのためになる大祓として、”空間の浄化”は外せませんよね!

だけれど掃除機を出して、、、ぞうきんを用意して、、、というのは毎日は難しいときもありませんか?

わたしも、何を隠そう、拭き掃除をちゃんとやりだしたのはクマ吉が生まれてからというぐらい元々ずぼらさんでした;

そこで!そんなわたしでもホコリ、汚れを溜めないために、超シンプルですが”目についたゴミはその場で拾う”を徹底しました。

例えば、フローリングに落ちた髪の毛、テーブルの下の食べくず、廊下の隅のホコリなど、”あ!”と思ったら、”あとで掃除機かけなきゃ”と見てみぬふりではなく、秒でゴミ箱へ。

クマ吉が一人遊びできているときは、ボーナスタイムでクイックルワイパーをかけたりして。
だんだん熱中してくると、じんわり汗もでてきてさらにデトックス効果があがりますねw

しかも、これを習慣づけると掃除できるタイミングを逃さずキャッチできるようになってきた気がしています。

そんなわたしを見てクマ吉も、ゴミを拾ってゴミ箱に入れてくれたり、「キレイキレイ」といってクイックルワイパーを出してきてくれたり、一緒に遊びながら掃除ができるようになりました。

2)断捨離

こちらも空間の浄化ですね。
続けていくと思考も整っていくとも聞きます。

今回わたしは洋服、食器、雑誌、など溜めがちなものを、”棚1個分無くす”と決めてちょこちょこ捨てていきました。

ちなみに1カ月のなかで断捨離が成功しやすい期間があるんです!
それは、月の満ち欠けに合わせて月のパワーをいただくということなのですが。

特に月が新月に向かっている時期はデトックスのときで、断捨離も成功しやすいんです。

なので今月でいうと21日が新月だったので、13日~20日の1週間は特に”捨てる”ことを意識してすごしました。

3)衣替え

冬服と夏服くらいの大人の衣替えは終わっていたのですが、問題はクマ吉の衣替え。

トレーナーや長袖Tシャツがまぁまぁの量あって、次のシーズンにはほとんどがサイズアウトしているであろうお洋服たち。

そう、衣替えしてしまいこむためには、漂白したり浸け置き洗いをしなければならず、ついつい後回しにしていました。。。

それを、晴れた日にえいやっとやってしまって、なんとかスッキリ夏越を迎えられました。

4)腸のデトックス|甘酒を飲む


続いて体の浄化編です。

体のデトックスで思い浮かぶのはお通じ!

腸は最大の免疫器官とも言われたり、腸が綺麗なひとはお肌もぴっちぴちで髪も艶々で、まさにピュアな外見ですよね。

そこで以前ご紹介した、三崎屋醸造さんの甘酒!を毎日飲むと決めて実行しました。

▼詳しくはコチラです
【今こそ夏支度】偶然出会った奇跡の甘酒を紹介|美容と健康に役立つ栄養成分のお話も

こちらは、クマ吉も自分から「あーまーざーけー、ちょーだーい」。

カップにすこし入れてあげると、飲みほした後に「もーちょっとー、くださーいー」と言えるようになったほど、大好きなんです。

そのおかげで、わたしも飲み忘れることなく、ふたりそろって毎日快腸に続いています^^

5)体のデトックス|白砂糖を断つ

願掛けするときに、より叶いやすくする昔ながらの方法に”断ち物”がありますよね。

夏はただでさえ冷たいモノが欲しくなったり、クーラーの中で過ごすことが多くなって体が冷えがちになり夏バテになる、、、というのがわたしの例年の悩みでもありました。

そこで!
妊活、妊娠中はけっこう頑張っていたけれど、産後自分を甘やかしていた”白砂糖断ち”にふたたびチャレンジすることにしたのです。

からだの変化はまだ実感ないですが、”体に良くないとわかっているけどつい食べてしまっている”という罪悪感からは解放された1カ月になりました。

まとめ

今回、夏越の祓に初めて真面目に?向き合う一カ月を過ごしてみました。

毎日やると決めて実行することで、達成感とともに自分に対して”約束を守れた”という信頼が、小さいなりにもできたなぁと思います。

そして、この”自分を信頼する”は、”自分に期待する”と似ているようで全然違うものなんだと気づきました。
なんというか、自信が持てるというか、、、誰に言ってもらうでもなく”わたし大丈夫だ”という気持ちが湧いてくる感じ?!

そして、初めて参列した大祓式も充実感いっぱいで受けることができました。

さぁ2020年も折り返し!!

後半はもっと多くの自分をメデル役立ち情報をシェアしていけたらと思っています。

どうぞよろしくお願いします☆彡

 


【神社情報】
桜神宮
住所 〒154-0014 東京都世田谷区新町3丁目21-3
電話 03-3429-0869
(受付時間 9~17時)
FAX 03-3429-7452
アクセス 田園都市線 桜新町駅 北口徒歩2分
(向かって右手にコインパーキング有)


 

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