こんにちは。
今日も母乳育児中のhachiです。
最近ジメジメ蒸し蒸しと暑い日があったり、逆に雨で気温が下がって肌寒い日があったりと目まぐるしいお天気模様ですね。
急に暑い日があると、汗をかいて体が水分不足になり、水分補給が追い付かないと自覚がなくても軽い脱水状態になっていることがあるんです。
授乳中ならばなおさら!ですよね;
そのため、意外と乳腺炎にもなりやすい時季だったりするのです。
子どもの水分補給には気を遣いますけれど、自分も一緒に水分補給しましょうね!
かく言うわたしも、最近ご無沙汰していた左上にできるボッコリが出現し、、里芋湿布でなんとか2日ほどで治まってほっとしたところでした。
▼里芋湿布について詳しくはコチラをご覧ください。
【必見】里芋パスタ(湿布)は乳腺炎の手当てに効果テキメン!
そんな乳腺炎予防にも役立つのがヨモギ茶!
今日はわたしが”特に女性は絶対毎年食べたほうがいいよ!”と思っているヨモギについて、効能や主な成分について調べたことをシェアします。
ヨモギの新芽の時期は春ですが、ヨモギ茶やパウダーは年中手に入るので気になる方はぜひ取り入れてくださいね^^
ヨモギパワーで、内側から本来のキレイな女性を取り戻しましょう♪
ヨモギってどういう野草?
名前を聞いたことや、道端に生えているのを見たことのある方がほとんどではないでしょうか。
それぐらい、ヨモギはわたしたち日本人にとってはなじみ深い野草です。
ヨモギの別名はモチグサで、ヨモギの新芽で草餅を作ることに由来しているんですって。
植物学的には、キク科ヨモギ属で毎年自ら育っていく多年草。
そう!生命力が強い植物なんですね^^
ただし!キク科なので、アレルギーのある人は気をつけましょうね。
見た目がよく似た猛毒の植物(トリカブトなど)があるので、自分で摘むには勉強が必要ですが、摘んだ時にヨモギ独特の爽やかな香りがするのが一番の特徴ですよ。
ヨモギは世界中で使われてきたハーブの女王
1)漢方薬
ヨモギは、”艾葉(がいよう)”と呼ばれる漢方薬でもあります。
体を温める作用、特に下腹部を温める作用があるとされているんですって。
やはり、女性特有の生理や妊娠出産に関する悩みがあるときに処方される漢方という感じですね。
2)アメリカやイギリスの民間療法
大便の排泄を促す下剤や、子宮収縮を促す通経剤として、ヨモギの絞り汁が使われてきたんですって。
文化が全く違うような印象のアメリカやイギリスと日本で同じ薬草が使われているなんて、本来人類はひとつというか、宇宙とつながっている、、、みたいな感覚が少しわかるような気がしますよね。
3)韓国の民間療法
女性に人気の”よもぎ蒸し”は、韓国で600~700年もの歴史をもつ民間療法です。
よもぎ蒸し専門のサロンや、スーパー銭湯などで施術を受けられるところもありますよね。
元々は、”産後の回復を促す”というものだそうですが、いまでは更年期障害や生理痛、生理不順など女性特有の悩みをもつ方に人気です。
わたしは一度サロンで体験して子宮から全身が温まる快感にハマり、妊活中は手軽に自宅でできる”よもぎ蒸しパット”を愛用していました。
4)戦後の日本の民間療法
腸に寄生するサナダムシや、毛ジラミが流行って大変だったという話を聞いたことがありませんか。
そのときにも、ヨモギをすり鉢で擦ったものに水を入れて飲むことで虫下し(虫を殺す)していたんですって。
壮絶ですね、、、でもヨモギも日本人の底時からもやっぱりすごいと思わずにはいられません。
5)お灸の原料
鍼灸院で治療を受けたり、ドラッグストアなどで自宅でできるお灸もみかけますよね。
わたしも妊活中は箱買いしてセルフケアによく使っていました。
お灸の中身”もぐさ”は、ヨモギの葉の裏の白い毛から作られているんですよ~
ヨモギの効能11連発|ハーブの女王の所以
1)ヨモギの効能|貧血予防に|造血作用
ヨモギに多く含まれる有用成分のひとつがクロロフィルです。
葉緑素、というと理科の時間に植物がもつ光合成をする成分と習ったような記憶が、、、あったりなかったりですかね^W^
このクロロフィル、実はわたしたちの血液成分ヘモグロビンの真ん中にある”ヘム”とよく似た形をしています。
つまり!わたしたちが、クロロフィルを食べたり飲んだりすると、血中の鉄とくっついてきれいな血液を増やす働きをしてくれるんですね。
また、クロロフィルには有機ゲルマニウムという、血巡りや酸素循環を促してくれる成分や、造血を助けるビタミンKを始め血液を作るのに必要な多くのビタミン類も含まれていますよ。
ちなみにクロロフィルはもっと身近なところでは、緑黄色野菜や、海藻類、クロレラなどにも含まれています。
妊娠中、特に後期になって鉄剤を処方されない方は聞いたことがないほど、ほとんどの方が貧血と診断されるようですし、女性にとって貧血は身近過ぎる問題ではないかと思います。
クロロフィルも日頃から気にして摂っていきたいですね。
2)ヨモギの効能|免疫アップ|ガン予防
ヨモギに含まれる多くのビタミン類のなかには、抗酸化力、免疫アップが知られているβカロテンもあります。
わたしたちの体は、だいたい半年ですべて(心臓以外)の細胞が生まれ変わると言われていますよね。
つまり体の中では、常に新しい細胞が生まれて古い細胞が分解されているのです。
それを助けてくれる栄養素なので、アンチエイジングも期待できますね。
3)ヨモギの効能|血液サラサラ|浄血作用
クロロフィルには、コレステロールとくっつく性質があります。
そのためヨモギには、ドロドロ血液の原因となる血中のコレステロールとくっついて体の外に出すのを手伝ってくれる浄血作用があるんですね。
4)ヨモギの効能|サイレントキラー撲滅に|循環器疾患の予防
血液サラサラ浄血作用がある、ということはサイレントキラーとも呼ばれる生活習慣病のひとつ、高コレステロール血症の予防にもなるんです。
高コレステロール血症は、血管内に余分な脂肪などが密かに溜まっていって血管を詰まらせ、動脈硬化の状態を引き起こす原因なんですよ。
その状態が進行してくと、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こしかねません、、、わたしたちの世代では実感は湧きにくいですが怖いですよね。
日頃の食生活、運動習慣が予防になりますよん!
5)ヨモギの効能|体ポカポカ|冷え改善
血液サラサラということは、血の巡りがよくなるということ!
つまり、女性に多い冷え性を和らげてくれる働きも期待できますね。
人の理想の温度バランスは、頭寒足熱(ずかんそくねつ)といって頭がスッキリ冷めていて足が温かいのが良いとされています。
そこで!簡単冷えチェック!
足首を触ってみてください。
温かいですか?それとも冷たいですか?
冷たいと感じるときは、冷えているサインかもしれません!
足湯をしたり、ぬるいお風呂でゆっくり全身浴をして体を芯から温めてあげましょうね。
乾燥したヨモギを煮出して(もっと簡単には乾燥ヨモギをそのまま浴槽に入れて)、お塩と一緒に湯船に入れて入浴すると、体の芯から温まって肩こり等もラクになりますよ。
6)ヨモギの効能|余分なモノを留めない|デトックス作用
ダイオキシンなどの体に有害な化学物質は、できるだけ摂りたくないと避けている方も多いと思います。
でも例えば、農薬を使って栽培された農作物などから知らず知らずのうちに取り込んでいることもあるものですよね。
なんとヨモギの成分クロロフィルには、そういう有害物質を体の外に排出してくれる働きもあるんですよ。
恐るべし野草のチカラ!
日頃から、ヨモギ茶を飲んだり、新芽の採れる春には食卓に並べてこまめにデトックスしたいですね。
7)ヨモギの効能|便秘の解消|腸のデトックス作用
クロロフィルの成分の中には、胃腸で消化されずに排泄される成分があるんですって。
それらが、腸に溜まった余分な老廃物、つまり宿便などとくっついて一緒に排泄してくれるのです。
また、生のヨモギを召し上がったことのある方はわかると思いますが、ヨモギってかなり繊維が強いですよね。
そう食物繊維が豊富ということ。
この食物繊維も腸内のお掃除をしてくれますよね。
これらの栄養成分が含まれるおかげで、ヨモギは腸内環境を整える働きもしてくれるんです。
8)ヨモギの効能|胃を守り丈夫にする|健胃作用
胃が痛むとき、ヨモギ茶や、ヨモギの粉末をお湯で溶いたものにハチミツを溶かして飲むと治まります。
これはわたしも経験がありまして。
めったに胃痛は起きないのですが、そういう症状って起きたときの対処に焦りますよね。
でも特にヨモギパウダーは日持ちがするので常備しやすいですし、ハチミツを入れた飲み物はラテ風になって美味しいのでぜひ試してみてくださいね。
有効成分を調べてみると、ヨモギの香りの成分のなかには抗炎症作用があるものが含まれるそうですよ。
9)ヨモギの効能|心のバランスを整える|リラックス作用
精油成分のシネオールには、リラックスしているときに働く副交感神経を優位にする働きがあります。
家事、育児や、仕事で忙しいとイライラしたり寝つきが悪いことがあるかもしれません。
そういう時には、ヨモギ茶も試してみてくださいね。
10)ヨモギの効能|すべすべ肌に|アトピー性皮膚炎改善作用
クロロフィルやタンニンにアレルギーを抑える働きがあります。
また殺菌作用のある香り成分も含みますよ。
特にアトピー性皮膚炎は、お子さんがなると親御さんは昼夜の区別もなく、一緒に治療していくのに神経がすり減って本当に大変だと聞きます><
浄血作用や血巡りをよくして体を温めて穏やかに体質改善に導くヨモギは、ヨモギ茶を飲んだりヨモギ湯に浸かったり、小さいお子さんから比較的安全に使えるもののようなので、お医者さんと相談しながら治療とおうちでの手当を平行して早くキレイに治まることを祈っています。
元々肌トラブルのない方にとっては、ヨモギに含まれるβカロテンには皮膚や粘膜を強くする働きがあったり、ヨモギは肌の生まれ変わりを促してくれるのでより一層いい状態が保ちやすくなりますね^^
11)ヨモギの効能|天然の絆創膏|止血作用
昔から切り傷には生のヨモギの葉を揉んで当てておくと、止血+殺菌作用で綺麗に治るという民間療法がありました。
とっさにケガをした時も、どこにでも生えているヨモギで止血と殺菌ができることを知っていれば応急処置ができてサバイバル力かなり高めになりそうです。
ヨモギの主な成分
ヨモギに含まれる主な成分は、クロロフィル(葉緑素)、食物繊維、タンニン、ミネラル(鉄、亜鉛、カリウム、リン、亜鉛、銅、マンガン)、ビタミン(βカロテン、ビタミンB群、ナイアシン、葉酸、ビタミンC)など。
香りの成分(精油成分)として多く含まれるのは、シネオール、ボルネオール、カンファ―などです。
まだ知られていない成分もあるでしょうし、いろいろな成分が複合的に働いて、世界中で古くから重宝されてきたヨモギの効果を生み出しているのですね。
▼生のヨモギの下処理や食べ方について、気になってきた方はぜひコチラをご覧ください。
【保存版】ハーブの女王ヨモギの食べ方|旬の時期、意外と知らない正しい下処理、保存方法、お手軽レシピを紹介
まとめ
わたしにとって一番身近で、一番あがめている野草ヨモギについて、熱量伝わったでしょうか。
ヨモギ食べてみたいなとか、ヨモギ茶飲んでみようかな、と思っていただけたら嬉しいです。
新芽なら下処理もほとんどなく頂けるので3,4,5月はぜひ一緒にヨモギ月間やりましょ~!
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
コメント