こんにちは!
今日も母乳育児中のhachiです。
息子のクマ吉もそろそろ1歳4か月。
まだヨチヨチですが一人歩きもするようになり、季節は春!
そろそろ断乳を考えてもいいかなと思い、世の中のお母さんたちがどのようなタイミングで断乳しているかを調べてみました。
この記事では、世界の授乳事情や、改めて母乳をあげるメリット、母乳育児の割合、断乳と卒乳の違いなどをシェアしていきます。
今まで頑張ってきた母乳育児!
どのタイミングで断乳・卒乳するのか?
ぜひ納得できる決断の参考にしてください^^
それでは本日のメニューはこちらです。
目次
母乳をあげているママは実は約90%!
なんとほとんどのお母さんが母乳をあげているんです!
私たちが赤ちゃんだったおよそ30年前には約70%だったんですよ。
女性の社会進出が進む一方で、一動物としての本能はむしろ目覚めてきているかのようです。
「まったく最近の若いママは、、、!」みたいな発言を、母親世代の方から聞くことも少なくないですが、“母乳の良さ”をわかって頑張っているお母さんばかりじゃないですか^^
では、どれぐらいの量を赤ちゃんが飲んでいるのかというと
1) 必要とされる母乳の量
1カ月の頃は約700ml程度、その後800-900ml程度、多くて1,000mlほど飲んでいると言われています。
2) 授乳中におススメの食べもの
母乳は血液から作られるので、妊娠中から心がけていたバランスの良い食事を続けるとよいと聞いたことがあるのではないでしょうか。
さらに、母乳になりやすいもの分泌をあげるものを紹介すると、
・甘酒(1日の目安は200ml)
・お米(1食の目安は200g)
・タンポポ茶(1日の目安は1リットル)
それからベジタリアン体質ではない人は、乳質をあげるために動物性たんぱく質も摂りましょう。
私ははじめ、玄米菜食中心でしたが、それだと軽いおっぱいだったようでクマ吉の体重がほとんど増えなかったのです;_;
魚をたくさん食べ、お肉や卵も時々食べるようになってから飲みっぷりもよくなったので、匂いや味も変わったのかなと思います。
▼母乳育児中の食事について詳しくはこちらをご覧ください
【体験談】母乳育児中に気になる食事のアレコレ!|我慢しすぎていませんか?
3) 母乳と粉ミルクの違い
栄養素だけでみると、粉ミルクは母乳とそっくりに作られています。
ですが、母乳に含まれるのは栄養素だけではなくて、抗体や酵素など、その時その子に必要な成分に調整されているのです。
また、粉ミルクを調整したことがある方はご存じだと思いますが、粉ミルクは70度以上のお湯で作って冷まして赤ちゃんに与えることになっていますよね。
それはいったいなぜでしょう?
私も自分で調べてみて知ったのですが、(産院では粉ミルクメーカーの営業の方の話を聞きましたがそんなことイッサイ説明されませんでした)
サカザキ菌やサルモネラ菌がごくわずかですが混入している可能性があるため、それを殺菌する必要があるからなのです。
そう、粉ミルクは無菌ではありません。
調乳後2時間以内に使わなかったミルクは廃棄するように注意喚起されているのも、5度以上になると細菌が急激に増殖する危険があるからなのです。
粉ミルクをあげるときは正しい手順で調乳し、哺乳瓶等も清潔にすることがほんとうに大事ですね。
4) 母乳を保存したいときは?
丸1日であれば、消毒した容器に搾乳したものをそのまま冷蔵庫に入れて保存できます。
赤ちゃんにあげるときは、湯せんで温めて与えましょう。
専用のパックを使って冷凍保存すれば、3~6ヵ月ほど保存できますよ。
日本と世界では、いつまで母乳育児を続けるかに違いはある?
WHO(世界保健機関)では、2歳頃までの授乳を推奨しています。
では日本のリアルはどうでしょうか?
産休や育児休暇が明ける時期と重なるのでしょうか、1歳半頃までに卒乳あるいは断乳するお母さんが多いようです。
私は桶谷式母乳育児相談室に通っていますがそこの先生から、まず断乳するときの条件として、
・しっかり一人歩きができること
・離乳食を3食しっかり食べれること
・母子ともに体調が良いこと
と言われました。
クマ吉は、離乳食はコンスタントにしっかり食べていますが、一人歩きは2-3歩トトトと手を放して進むようになったところで、まだおぼつかない感じです^^;
なので、断乳はもう少し先かな。。。
ちなみに、体調が崩れやすい夏場や冬場は避けたほうが良いそうです。
断乳後は一時的に免疫が下がったり、体調が悪くなると赤ちゃんが母乳しか受け付けなくなったり、母乳も気圧の変化などでうっ滞しやすいということもありますね。
そういう訳で、この春はインフルエンザや新型コロナウイルスが流行していることから、断乳を先延ばしにするお母さんが多くなっているそうです。
ここまでを総合すると、多くの方は1歳代の春か秋に断乳しているのではないでしょうか。
一方ユニセフの2017年の調査報告によると、2歳で授乳している割合の世界の平均は45%だそうです。
地域別だと南アジアが68%で最も多くなっています。
ヨーロッパや北アメリカといった先進国のデータがなかったので、平均が高めになっているのかもしれませんが。
でも身近なところで2歳、3歳過ぎまで授乳している話も聞きますし、そういうお子さんは発達がよさそうです^^!
人工知能研究者の黒川伊保子先生は、ご自分で論文を調査されたり、なにより授乳の時間がその時しかない幸せな時間だったのでなるべく長く母乳をあげたいと4歳まで授乳されていたそうですよ。
やはり人それぞれという結論になりますが、長く母乳をあげ続けることのメリットは大きそうですね。
ではここで具体的に、母乳育児のメリットをおさらいしておきましょう。
母乳育児は赤ちゃんへのメリットがたくさん!
- 母乳には赤ちゃんに合わせた成長に必要な成分が含まれている
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母乳は病気から赤ちゃんを守る
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母乳は病気になった赤ちゃんを早く元気にしてくれる
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母乳は赤ちゃんを落ち着かせる
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直母することでお口の機能が発達しやすい
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母乳で育った子はIQが高い
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母乳で育った子は大人になってからの健康リスクが低い
★詳しくはこちらの記事をご覧ください
世界が注目!母乳育児のメリット!!母乳は大人になるまでの健やかな成長と能力開花を強力にサポートしてくれる
母乳育児はママへもtたくさんのメリットが!
・母乳をあげると産後の母体の回復が早まる
・母乳をあげると母親の精神が安定しやすい
・母乳育児にはダイエット効果も期待できる
・母乳は究極のファストフード?!
・母乳をあげると乳がんなどの生涯リスクが下がる
★詳しくはこちらの記事をご覧ください。
世界が注目!母乳育児のメリット!! 母乳をあげることはママにとってもメリットづくし
断乳と卒乳のちがいとは?
断乳は、子供に言い聞かせをして母乳を止める日を決め、そこまでは思う存分飲ませる止め方。
卒乳は、徐々に飲む回数が減り、自然と子供が飲まなくなる止め方。
漠然とそのようなイメージを持っていた私は、卒乳の方がなんとなくお互い負担がなくてよさそうだなぁと思っていました。
そこで、通っている桶谷式母乳育児相談室の先生に、卒乳と断乳の違いを聞いてみたんです。
そうしたら!
はっとなることを教えてくれました。
それは、“断乳で終わると、おっぱいは美味しかった記憶が残る”、“卒乳は赤ちゃんが好きだったおっぱいを諦めること”ということです。
どういうことかと言うと、断乳の場合は、やめるその時まで赤ちゃんは好きなだけ母乳を飲み続けています。
一方卒乳の場合は、徐々に母乳を飲む回数が減っていって飲まなくなるのですよね。
個人差はあるそうですが、1日4回以下になるとおっぱいはだんだん無味になり、しょっぱかったり美味しいおっぱいではなくなっていくんですって。
ちなみに美味しいおっぱいは甘くて温かいです。
お話できるくらいのお子さんが、「杏仁豆腐みたい!」と表現されることも^^
もちろん、人によって、食べたものによって味は変わってきます。
ちょっと抵抗があるかもしれませんが、味見してみてくださいね。
この話を聞いて、私は断乳する意思が固まりました。
とはいえ、まだ一人歩きを始めたばかりで、母乳大好きなクマ吉なのでまだしばらく私の母乳育児は続いていきますw
ー時は流れてクマ吉1歳9カ月になりましたー
今でも毎日6回以上は「おっぱい飲みたい!ちょーだい!」といって膝に乗ってくるクマ吉です。
でもここ1カ月ほど、夜間授乳した日が数えるほどしかなく、夜は通しで寝るようになりました。
月1回の桶谷式母乳育児相談室の受診をして、先生から「今までは最大量出ている感じだったけど、今日は少し全体的に硬さが出ていて若干分泌が落ちている感じですね」と言われました。
わたしは分泌に左右差がかなりあって(見た目にも明らかにサイズが違う;)、自分でも分泌が少ない右側の一部の固さが気になってはいたのです。
やっぱり夜間授乳がないと分泌落ちますね><
飲みにくい乳管からは飲まないので(大体片方の乳首に乳管は6~10個ほどあるのですが、赤ちゃんは出にくいところからは飲まないんですって。めちゃくちゃ器用な舌使いですよね;)段々溜まりっぱなしで出なくなるところが出てくるそうです。
そこで、断乳をいつするかの話になったのですが、クマ吉を見ている限り「おっぱい飲みたい~!」と言い出すとあげるまで半泣き状態で足にくっついてきたり。
コケたり、ぶつけたり、なにか痛い思いをしたときは「え~~ん!おっぱい飲みたい~!」といって飲んですぐに落ち着いたり。
今断乳すると、泣きが激しくなるだけな気がします。。。T
とお話しました。
ただ気になっているのは、桶谷式では断乳の時期として、「春か秋」が推奨されていること。
このままいくと、秋には間に合いそうにないですがかといって春まで出続けるかはちょっと不安に思っていました。
先生にお聞きすると、「自然に飲まなくなって、おっぱいの分泌も止まるようであれば冬に断乳になっても大丈夫ですよ」とのことでした。
ホッと一安心したわたし。
でも話には続きがありました。
それは「断乳したらなるべくすぐに、残っているおっぱいを全部出し切るので受診してくださいね」ということ。
どういうことかと言いますと。
体の中で作られたのに、赤ちゃんに飲まれなかった母乳は、胸の中に溜まって”乳溜(にゅうりゅう)”というしこりになることがあるのだそうです。
一度乳溜ができると、もし次の妊娠授乳の機会があって乳管が閉じていなければ、奇跡的にそのときとれる可能性があるそうですが、基本的にはずっとしこりとして残るのですって。
そうすると乳溜なのか乳がんなのか、自分で判断がつかなくなってしまうのでちょっと怖いですよね。
それを防ぐためにも、「卒乳よりも断乳して、おっぱいを出し切ってキレイさっぱり終わるのがお母さんの体のためにもよい」とのことでした。
桶谷式母乳育児相談室では、授乳中に通っていなくても、断乳後におっぱいをキレイに止めるために通うお母さんもいるそうなので、何かお悩みがあるときはぜひお近くの相談室にお問い合わせすると親身になっていただけると思いますよ。
▼桶谷式母乳育児相談室
Webサイト:https://oppa.oketani.or.jp/
母乳育児はいつまで続ける?|断乳と卒乳は大違い!ーまとめー
断乳あるいは卒乳の時期は、目安として1歳半頃までのようです。
しかし授乳に対する考え方や生活環境、赤ちゃんの意思などほんとうに母子それぞれだということを改めて感じました。
赤ちゃんが直母している舌の動きは本能的なもので、一度辞めるともうできないそうです。
母乳をあげられるという幸せな時間を満喫したのち準備を整えて、赤ちゃんとお互いが成長しさらに強い絆で結ばれるステップとなるような断乳や卒乳を迎えたいですね。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
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