おはようございます!
昨日の夜は、久しぶりに寝かしつけに1時間以上手こずりクマ吉(1歳3ヵ月)と一緒に寝落ちしたhachiです。
早寝のおかげで目覚めスッキリw
さて今日は、最近授乳の頻度が1日6回ぐらいに安定し時間も1回5-10分になり、冷静にこれまでを振り返る余裕がでてきたので、まだ暗黒時代だった1年前に私がつらかったことやどうやって乗り越えたか、を綴ります。
授乳は赤ちゃんの命がかかった尊い行為と頭ではわかっていても、始めの2-3ヵ月は修行のようで本当につらいときがありました。
特に最初の1カ月は記憶がなく、正直クマ吉を可愛いと思えるようになったのは2カ月を過ぎてあやすと笑うようになってきてからだったと思います。
今思うとつらい気持ちには見て見ぬふりをして、”母親やらなきゃ!”という使命感をムダに強く感じて力んで行動し続けていました。
そして冷静になって分析すると、当時つらさを感じた一番の理由は、”このつらい状況の終わりが見えない”ことでした。
なので、授乳について悩んでいるお母さんたちに私が一番伝えたいのは”状況は変わっていくから大丈夫!”ということです。
つらい状況を変えるために、この記事でひとつでも参考になることがあれば本当にうれしいです。
それでは本日のメニューはこちらです。
目次
1. 母乳育児のココがつらい! “分泌不足”
完母(かんぼ:完全母乳)希望だった私が、最初にぶち当たった壁が”分泌不足”でした。
赤ちゃんにとって必要量が飲みとれていなくて、出生後に体重が全然増えなかったのです。
出産直後の私は、”自分の分泌不足のせいなんだ”と思い込んで”私のせいでクマ吉が大きくなれない”と責めていました。
産院ではもちろん粉ミルクを足す”混合栄養”を指導され、やむを得ず母乳のあと粉ミルクをあげることになったのです。
粉ミルクって、生後7日までは日齢×10mlを授乳のたびに与えます。
例えば生後5日目だと、1回の授乳で50mlです。
そして生後8日目以降は、1回100ml(野菜生活1/2本分!)を基本に、赤ちゃんが3時間で目覚める量に調整していくんです。
つまり、1日あたり800mlくらいが必要ということですね。
(母乳だけで体重が順調に増えていっている赤ちゃんはそれぐらいの量を飲みとっているんです。)
1回で100mlも足すときに感じた、“こんなに小さい赤ちゃんに、こんなに大量の人工乳を飲ませて大丈夫なの;;???”という怖さと悔しさは今でもはっきり思い出せます。
産後でホルモンバランスが不安定だったせいもあり、出産後のナチュラルハイ・赤ちゃんと居られて超ハッピー♪の状態から、ずっと粉ミルクを与え続けないといけないのかという恐怖のどん底まで急降下を体験しました。
それでも完母を諦めたくなかった私は、産院を退院してすぐ藁にもすがる思いで桶谷式母乳育児相談室に駆け込み、通い続けて7カ月でなんとか完母になったのでした。
桶谷式母乳育児相談室は全国にある、母乳ケアの専門技術をもった助産師さんの相談室です。
私がどのような指導を受けたかを、参考までにレポートしますね。
初診では、出産のときの様子を詳しくヒアリングされ手技を受けました。
予定日超過で陣痛促進剤を使ったことを話すと、それがホルモンバランスに影響して産後すぐに母乳を作りにくかったのかも知れないねということでした。
手技を受けて自分の母乳が飛ぶのを見たときは、ホッとしました。
(寝た状態で手技を受けて、何十㎝も母乳が噴射するんです)
“出てないわけじゃないんだ!”と。
しかし、赤ちゃんが小さいうちは吸い取る力も弱いし、「まずは1カ月検診を無事に終わらせてから完母に向けて頑張っていきましょう」という指導を受けました。
そして1回に足すミルクの量は60mlと言われて、少し気持ちも軽くなりました。
この日から定期的に相談室に通うようになり、母乳育児を軌道に乗せるために指導を受けて実践していたことは次の通りです。
ひとつでもコレは!というものがあれば、ぜひやってみてください*^^*
1)乗り越え方のアイデア|授乳の手順
・授乳前に乳頭をマッサージして柔らかくする
・授乳前に暖かい飲み物をコップ一杯飲む
(私は、タンポポコーヒーをよく飲んでいました)
・授乳は泣き出す前に始める
(泣くとうまく吸えなくなるからだそうです。
とは言え、あまり寝ないときや夜間は正直ギャン泣きしてからあげることが多かったです;
意識としてはなるべくヒクヒク言い出したときに始めたり、時間がきても寝ていたらオムツ替えて少し起こして始めたりしていました)
・出ずらい方から飲ませる
(最初の方が吸てつ力が強く、刺激を与えることができるからです)
・乳輪が隠れるように口に含ませ、赤ちゃんのほっぺとあごを乳房にくっつける
(乳輪の外側あたりを刺激することで母乳の分泌が促されるのだそうです)
・なかなか吸いついつかないときは、鼻の下に乳首を当てると口を開くのでそのままスライドして口に含ませる
・横抱き、縦抱き、フットボール抱を混ぜる
(抱き方でよく吸える乳腺が変わるので、全部を刺激するためです)
・授乳は2~3時間間隔、1日8回以上
(3時間以上は開けない、3時間以内に左右それぞれ10分以上の刺激があることで母乳の分泌が上がっていく)
・夜間、特に3~5時頃は、母乳の分泌量が増えるので、そこで1度は授乳する
2)食べ物の注意
・餅は食べない
(しっかり飲めていない段階だと、乳腺炎の原因になることがある)
・みかん、柿など果物は体を冷やすので少しにする
(母乳は血液なので、体を冷やさないこと温めることが大事です)
・山菜、タケノコなど灰汁の強い野菜は控える
~補足:必ずしも”赤ちゃんの体重が増えない=母乳の分泌不足”ではないというお話~
確かに初めの頃は分泌不足ではあったのですが、実はそれだけではなくクマ吉の上あごの骨格的に直母(ちょくぼ:直接母乳を吸うこと)しずらく飲みとる量が極端に少ないということが、生後3ヵ月頃わかりました。
直母する口の動きは上あごに舌で乳首を押し当ててしごくように動かしているそうなのですが、上あごのくぼみがクマ吉の場合とっても深かったのです。
そのせいで吸てつ力が弱くなっていたのですね。
母乳は吸われた分が作られるようにできているので、吸う力が弱いとなかなか分泌量も増えなかったという訳でした。
でもね、体重が増えていくと吸てつ力は比例して強くなり、5.9㎏を目安にそれを超える頃にはどんな赤ちゃんもしっかり吸えるようになるのですって^^
ちなみに、5.9㎏を超えるのは平均的には100日(3カ月半)頃です。
なので3ヵ月で混合から完母になったという話もよく聞きますがそういう理由があったんですね。
私の場合は、この体重のことを知ったのも、クマ吉の骨格問題が判明したころだっだので、3-4カ月検診では体重が成長曲線に足りず要観察になり、7カ月検診でもまだ足りずという状況でした。
ですが母乳の分泌は上がっていたのとクマ吉の発達に問題が見られなかったので、桶谷式の先生の後押しもあって検診後から思い切って粉ミルクを断ち今に至ります。
この経験からわたしが声を大にして言いたいのは、”母乳が足りてない=分泌不足”ではない場合もあるということです。
そして赤ちゃんの体重が増えれば吸う力も強くなるので、最初は混合でも美味しい母乳を作れるように食生活に気を配っていればいつか完母になる希望はあります!
命がかかった超超超重要なことですから、つらかったり悩むのは自然なことなんです。
自分一人で抱えることはありません!
つらいときは専門家を頼ってくださいね!!!
2. 母乳育児のココがつらい!“頻回授乳”
特に新生児のころは、母乳だと1日12回ぐらい飲んでも普通なんです。
1日24時間なので、、、2時間おきですね><!
この頃は、授乳自体も不慣れだし本当に大変です。
しかも母乳の授乳間隔は、飲ませ始めから次の飲ませ始めまでの時間で測るので、実際は授乳と授乳の間の授乳していなくて赤ちゃんも寝ている時間は1時間あればいいほうかも、、、
でもこれは、ほんの1-2カ月、長くても3ヵ月くらいの話です。
いつかは終わる時が来ます。
女の人は潜在的に“尽くしたい欲求”があるんですって。
自分のためにはできないことも、誰かのためならやれちゃった経験ありますよね!
それは、こんなときにも発揮されるのではないでしょうか。
特に夜続けて寝られないと本当につらくて、赤ちゃんがどれだけ泣いても寝続けている旦那さんがうらやましかったりしますが!
でも頻回授乳は男性にはぜーーーったいできない女神業ですよ!!
1)乗り越えるためのマインド
・家事ができないのは今だけ、赤ちゃんにベッタリできるのも今だけ!
離乳食が始まるとその準備が出てきたり、だんだん一人遊びするようにもなります。
・数カ月家事できなくても死なない!
(でも気になるのでストレスになりますよね^^;
なので例えば、床に落ちている髪の毛が気になったとき5分だけクイックルワイパーをかけるというのも意外とスッキリしますよ。
ポイントは、目についたときその場でその範囲だけ掃除してしまうということです。
そのためにわたしは、家中の物陰にウエットシートを忍ばせていますw)
2)母乳を一度に飲める量を増やすためにコツコツやってみること
・おっぱいの細胞が生まれ変わる周期は約3ヵ月。
まず3ヵ月、食事や生活リズムを母乳の分泌アップに捧げてみましょう
・水分をしっかりとることと、ご飯とお味噌汁は頑張って食べる!
・赤ちゃんの体重増加をチェックして増えが悪いときはミルクを足すことも視野に入れる
(体重増加ごとに、3.9㎏、4.9㎏、5.9㎏と吸てつ力がUPして飲める量が増える!
標準的には、100日(お食い初めのころ)で5.9㎏を超え、ほとんどの赤ちゃんがしっかり吸えるようになる。つまり授乳回数が減ってくる!)
3)自分の体を休めるアイデア
・母乳あげる以外のことは、誰かにお願いする
(旦那さん、家族、家事代行サービス利用したり)
・どうしてもしんどい時はミルクをあげる
(私は基本混合でしたが、母乳だけだと眠りが浅かったクマ吉も、怖いぐらい熟睡してました)
・授乳クッションを使う
(私ははじめ、枕や家にあったクッションやバスタオルで代用していましたが、他のママさんが赤ちゃんを授乳クッションに寝かせて自分は頭を支える程度で授乳しているのをみて即買いしました。
クマ吉は、直母を嫌がって手を突っ張ったり、体を反らせたりと大暴れだったので結局かなり力はいったのですが;
それでも高さが合わせやすくなったことで抱く力は要らなくなったり、フットボール抱がしやすくなるなどメリットが多かったです。)
3. 母乳育児のココがつらい!“夜間授乳”
自分のリズムで寝られないというのは、経験しないとわからないストレスですよね。
生来寝るのが大好きな私は、本当につらくて辛くて><
一時里帰りしていたときは、クマ吉がギャン泣きしてから私が起きるまでのタイムラグを母親に指摘されて、何度喧嘩したことか。。。汗
特に秋冬生まれのお子さんをもつお母さんは、夜は寒いし本当につらいですよね。
布団が温まったと思ったら、赤ちゃん泣いて起こされて、、、 あるいは寝室も暖房完備で、数か月後に電気代の請求書を見て唖然、、、><;!
混合だった私は、授乳のたびに必ず台所にたち、調乳したり使用済みの哺乳瓶を煮沸消毒したり、、、
薬液消毒にしたり哺乳瓶の数を増やしたらよかったのかもしれませんが、早く完母になりたいという願掛けも込めて極力粉ミルクのための道具を揃えないようにという悪あがきをしていました^^;
休日になるとオットが手伝ってくれましたが、そのときばかりは神がかって見えましたよw
1)乗り越えるためのマインド
・母乳育児をやりたくてやれるのは本当に幸せなこと
・母乳育児は赤ちゃんにとってもお母さんにとってもメリットづくし
(母乳をあげるには分泌アップのよい刺激になる夜間授乳は必須。
特に3-5時の間に1回以上授乳する)
・赤ちゃんと同じリズムで生活する
(お昼寝したり、夜もイヤホンで音楽聞いたり、読書したり、洗濯機回す、クイックルワイパーかけるなど)
2)生活リズムの作り方のアイデア
・なるべく睡眠時間を確保するために、夜間の飲み物はタンブラーなどで枕元に用意しておく
・22-2時のシンデレラタイムはなるべく寝る
(ホルモン的に、この時間帯に寝ると母乳の分泌があがるらしいです。
さらに、小分けでよいのでトータル7時間ほど寝られるのが理想的だとか。
お肌のためにも抜群ですね~)
・夜寝るときは短時間でも部屋を真っ暗にして寝る
(少しの光でも脳はキャッチするので、しっかり休むには真っ暗な方がよいのだそうです)
・朝になったら朝日を浴びて深呼吸する
(概日リズムを整えて、一日のパワーをチャージしましょう)
まとめ
授乳は子どもが巣立つまでの一緒に過ごすことができる時間のなかでも、超期間限定のスペシャルタイム!!
赤ちゃんも生きるのに必死で、私たち母親も選んできてくれた赤ちゃんが心身ともに健やかに育ってくれるために必死なんですよね。
だから、きれいごとでは済まされないし、長期的に見て母乳育児を辞める決断もとっても勇気がいることで尊重されるべきことだと思います。
そして母乳育児やっていこうと決めたら、一筋縄ではうまくいかなくてもすぐに結果がでなくても、なにかひとつでも習慣を変えていくことで、自分の体が変わって日々の出来事に対する感覚も変わっていく。
自信がつくし、赤ちゃんのことももっともっと愛おしくなる。
その愛が赤ちゃんにもしっかり届いて、赤ちゃんからのパワーも全身全霊で受け止められるようになるんだと思うのです。
これからもともに、母として成長していきたいhachiでした。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
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