こんにちは!
曲がりなりにも母乳育児を始めて1年3カ月のhachiです。
ところが最近、夜間授乳が3-5回に復活してきて^^;
正直連日1-2時間おきに起こされると寝た気がしません><
辞めちゃいたいと頭をよぎることもあるけれど、欲しがる間はあげ続けたい気持ちもあって、、、
授乳のモチベーションを上げるために改めて母乳のメリットを調べてみました。
私と同じように母乳育児中のお母さん、母乳をあげるか粉ミルクをあげるか迷っているお母さん、プレママさんも、一緒に母乳の良さを再認識しましょう。
この記事を読み終えるころには、“赤ちゃんのためになることしっかりやってるじゃん私!!”って、改めて自信が持てますよ♪
それではさっそく、本日のメニューはこちらです。
目次
1.母乳には赤ちゃんに合わせた必要な成分が含まれているメリットがある
特に、産後すぐ(2-3日以内)に分泌される母乳を“初乳”、半年まで分泌されるものを“成乳”と呼びます。
WHO(世界保健機関)が、少なくとも生後6ヵ月までは母乳を与えることを推奨していることからも世界的に母乳のメリットが認められていることがわかりますね。
初乳は特に、赤ちゃんの成長を促す成長ホルモンや、心臓や脳の臓器の維持や発達を促すミネラル類、アレルギーを予防したり免疫系を活性化させる免疫細胞を多く含んでいてかつ消化されやすいという、ミラクルフードなのです。
さらに、胎便(たいべん)の排泄を促す働きも外せません。
胎便は赤ちゃんがお腹にいるときの老廃物の塊で、黒っぽいような少し緑がかったような色をしています。
実は整体の先生から、“生まれてなるべくすぐに胎便を出し切らせると肌トラブルが一切なくなるよ”と教わったことがあるのです。
ただ、初乳を飲ませられるかどうかは、出産する産院の方針にもよるかと思います。
なのでプレママさんは、出産予定の産院が、カンガルーケアや産後すぐから母子同室を推奨しているか、確認しておくとよいですね。
カンガルーケアは、健康上の問題がない場合に、出生後すぐにお母さんが赤ちゃんを抱っこしたり、直母(ちょくぼ:直接母乳を吸わせる)することです。
このように母乳には、赤ちゃんに必要な栄養素がバランスよく含まれています。
さらに粉ミルクにはない、肝細胞、白血球、体に必要な微生物、抗体、酵素、ホルモンなどが含まれていることは、計り知れないメリットですよね。
2.母乳は病気から赤ちゃんを守る
生後6カ月間は、お母さんからの免疫を受け継いでいて赤ちゃんは病気になりにくいと聞いたことはありませんか。
私の周りでも、ハーフバースデーを過ぎて急に風邪をよく引くようになったという話はたびたび聞きます。
このことは、論文発表もされているんです。
2010年の論文によると、生後6ヵ月までに完母(かんぼ:完全母乳)で育てられた赤ちゃんは一般的に赤ちゃんがかかりやすい感染症(風邪、胃腸炎、インフルエンザ、下痢など)にかかる確率が低かったそうです。
ちなみにこの論文では、混合と完全ミルク(完ミ)では差が見られなかったと発表されています。
私の経験を記しておくと、7カ月まで混合で、今までにクマ吉が発熱したのは2回です。
それは、1回目が4か月の時尿路感染症(赤ちゃんのときは男の子の方がかかりやすいらしいです)
2回目が10カ月の時突発性発疹(ほとんどの赤ちゃんがかかると言われていますよね)でした。
そしてインフルエンザが早くから流行していたこの冬は、鼻風邪も引かないほど元気に過ごしています。
なので、個人的には途中で諦めずに母乳をあげ続けることでメリットはあったと思っています。
また別の2009年に発表された論文によると、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクは完ミと比べて、完母だと半減、混合も少ない傾向になったそうです。
明確な予防法がない分、母乳のメリットを余計感じますよね。
3.母乳は病気になった赤ちゃんを早く元気にしてくれる
母乳の子が丈夫とは言っても、赤ちゃんの調子が悪くなる日もありますよね。
実は、母乳の成分は、赤ちゃんが病気になると赤ちゃんの回復を助けるために、赤ちゃんがかかっている病気に対する抗体を作るなど変化するのだそうです。
すごくないですか?!
私はこの話を初めて聞いたとき、”お母さんってリアルにホームドクターじゃん!”と思いました。
それから、赤ちゃんは調子が悪いとき、本能的に自分から母乳をよく飲むようになることもあるそうですよ。
また、お母さんが体調を崩しているときも、赤ちゃんを守るために必要な成分が母乳に含まれるようになるのですって!
ちょっと横道にそれますが、普段の授乳でも飲み始めと飲み終わりとでも成分が変わって、赤ちゃんが満足感を得て飲み終われるようになっているという話もあるのです。
ほんとうに、よくできているなぁと驚嘆してしまいますね!
4.母乳は赤ちゃんを落ち着かせる
赤ちゃんが泣いているときでも、直母すると落ち着いて静かに母乳を飲みだしたり、飲みながら寝落ちしたりしますよね。
母乳をあげていると、実感としても“赤ちゃん安心してるな”と感じることがあると思いますが、実はその理由の一部は科学的に説明することができるんです。
“オキシトシン”というホルモンを聞いたことがありますか?
オキシトシンは“愛情ホルモン”や“抗ストレスホルモン”と言われていて、不安感を減らしたり、信頼感を増す働きが知られています。
そのオキシトシンが、直母することで赤ちゃんの体内で作られるのです。
この働きで、母子の絆が深まっていくのだそう。
さらに赤ちゃんは直母のあと眠気に誘われるので、例えば夜間授乳が頻回のときもしっかり睡眠をとれているのですって。
さらに、大人が夜に深く眠ることができるのは、”メラトニン”という睡眠ホルモンのおかげなのですが、赤ちゃんは3-4か月頃までメラトニンを十分に作ることができません。
そこで、母乳を飲むことでメラトニンを補い、夜に深く眠ることを促して体内時計を整えられるというメリットもありますよ。
5.直母することでお口の機能が発達しやすい
直母するためには独特な舌の動きと、あごの筋力が必要です。
しかも器用なことに!片方に大体5~10本の乳腺があるそうですが、そのなかから気に入った乳腺からだけ母乳を飲むという術も身に着けるそうですよ。
そのため直母によって、口の周りの筋肉が発達し、言葉を発したり硬いものを咀嚼する力が自然と鍛えられるというメリットもあるのです。
実際、クマ吉が話す単語は、まだまだ喃語も多いですが結構ハッキリしていて、私や夫以外の大人が聞いても聞き取れることが結構あります。
”イッサイ(一才)”、”クツシタ(靴下)”、”オイシー(美味しい)”などなど。
咀嚼についても、歯がまだ4本(5-8本目が生え途中)ですが、お米は大人と同じ硬さの分つき米を食べてますよ^^
6.母乳で育った子はIQが高い
なんと!
知能指数IQにも母乳の良い影響がありそうだという研究結果が出ているのです。
他にも学校の成績が良かった、や収入が高くなった、、、など驚きのメリットが報告されています。
ただ、これは日本でされた研究ではなくて、ブラジルやイギリスのものなので、環境的要因は大きく違いそうですが^^;
でも、やっぱり母乳のメリットは底知れないなぁと思えますよね!
7.母乳で育った子は大人になってからの健康リスクが低い
大人になったときに肥満や、糖尿病に罹るリスクが低くなるというのはよく聞く母乳のメリットではないでしょうか。
さらに、白血病やリンパ腫といった発がんのリスクが低くなるという研究結果や、腸の病気や肺炎、中耳炎に罹りにくくなる、視力が良い、歯が強いといった傾向があるのですって。
全身の健康な成長に母乳は多くのメリットがあることが読み取れますね!
まとめ
毎日元気に成長してくれる我が子の様子は、笑っていても泣いていても、そしてもちろん天使の寝顔も!なににも代えられないギフトですよね。
そしてそれを母乳で守っていると思うと、自分にも自分の体にも感謝の気持ちが湧いてきます。
今日もしっかり水分とって、シンデレラタイム(22-2時)は寝て、美味しい母乳を作りましょう♪
ということで、次は母乳育児を頑張っているとお母さんにもメリットが沢山あるよ、という記事を書きますね。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
幸せな母乳育児ライフになりますように☆
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